ただ、涙を流すことしか出来ないこと

大事な、大事な、大事な友人が植物人間状態になりました。
詳しい事情は省きますが、それを聞いて最近の彼女が少しおかしかったのを思い出しました。
俺はきっと気づけたはずなんです。
おかしいな、と思いながらも10日もなにもしませんでした。
メールの一つでも送っていればなにか変わったのかもしれない。
あの時、話を聞いてあげれば・・・。

この先、目が覚めることはおそらく無いとお医者さんには言われたそうです。
もう、きっとあなたの声を聞くこともあなたとやり取りすることも出来ないのですね。
あなたが目覚めると信じたいです。

だけど、きっとそれは叶わないでしょう。

幼いころから不幸ばかりだったあなた、両親にも兄弟にも嫌われたあなた。
もし俺がそばに居れたなら。
もっと話を聞いてあげれたなら。
いくら後悔してももう、遅いのです。

あなたに励まされたことは忘れません。

彼女が生きたかったこの世界を、俺は精一杯生きて。
あなたが絶望したこの世界に負けないように。
前を見て。
もう少し、頑張ってみようと。

誓いました。