がちゃがちゃ2

あの日から俺は1000円という高額な金額を100円にするという使命感でいっぱいだった。
5回もやればルナマリアは出るだろう。
いや、出てもらわなくては困る。
何度も何度もルナマリアが出るところを想像しながらついに俺は決戦の地へ向かった。
第一戦
100円玉を2枚放り込み、ゆっくりとレバーを回す。
がちゃ、がちゃ、ぽん


おおスーツ姿!
これはまさか・・・ってカガリかよ!!
まぁ一発で出るとはこちらも思っていなかった。


第二戦
再びポケットの中に用意しておいた100円を放り込む。
がちゃ、がちゃ、ぽん
む・・・緑色・・・ディアッカか!
よく知らないし今回まったく必要のないキャラだ。


第三戦
残り少なくなった100円を見つめながら再び放り込む。
がちゃ、がちゃ、ぽん
イザーク・・・!!
もうもってる奴が出るとココまで凹むものだとは
やはりこの戦いは想像以上に熾烈なものらしい


第四戦
これでポケットに入っている100円は終りだ。
これで出なければ諦めなければならない。
がちゃ、がちゃ、ぽん
スーツ姿!まさか!?
・・・カガリ!もう出なくていいのに・・・!
やはりこの程度の財力でルナマリアを出そうということ自体間違っていたのだろうか?


否!!
俺は出すぞ!必ず!!
財布の中を急いで確認する。
なんと来る前にガソリンを入れたときのおつりの300円を発見!!
もはや周りなど気にしていない。
これが本当の最後の勝負だ!!
俺の手から100円がするりするりとがちゃがちゃの中へ吸い込まれていく。
がちゃ、がちゃ、ぽん!
スーツ姿!
まさか・・・またカガリか!?
違う!紫の髪の毛!!キタ!!!!
ルナマリアだ!!
こうして俺の財産の約半分を費やした戦いは俺の逆転サヨナラ勝ちとなり幕を閉じた。
俺の財布にはすでに1000円しかないけれど。
俺は胸を張って言える。
これは男の戦いの結果だと・・・。


コメント返信

>>夜式さん
直しておきました!これで大丈夫!!報告感謝です。
ルナマリアはぁはぁですよね、分かりますか!この気持ちが!!